小谷城

3月29日晴れ。山城を攻めるための装備が整ったので、小谷城に行きました。

小谷城は1516年に築城され、60年程度浅井氏の居城にされていましたが、織田信長に攻められて落城し、1575年に北近江の拠点を長浜城に移されて廃城になりました。浅井氏といえば、浅井長政と娘三姉妹の物語が有名ですね。

日本百名城スタンプは小谷城戦国歴史資料館の受付付近にあります。最寄り駅はJR河毛駅で、徒歩30分です。バスでも行けるようです。入館料を支払うと、資料館のパンフレットに加えて小谷城の(わりとちゃんとした)地図が頂けます。登城する前に行っておくと便利ですね。

資料館の内部は、浅井氏に関する品と小谷城の模型や解説などがあります。登城前にハイキングコースを確認しておくといいでしょう。

資料館の横から登山道が続いており、これに沿って城跡を見学していくことになります。道は完全に「登山道」といった感じなので、ちゃんと登山用の装備(靴、レインウェアなど)を整えていきましょう。

見ての通り入り口から威圧感が漂っています。

番所跡です。登城者のチェックを行う場所です。

遺構の近くにはこのように説明板と立て看板がおいてあります。かなり詳しく説明が書いてあり、その場で遺構の確認ができます。

御馬屋跡です。このあたりだけ平らで開けた場所になっています。ここまで狭い山道が続いていましたが、御馬屋跡は結構広く感じました。

この時点でも結構高いです。

大広間跡です。開けた広場の奥に石垣が少しだけ残っています。石垣の上から大広間跡を見下ろすことができます。浅井氏はここで兵士の鼓舞とかしたのかな。

石垣を登ったところは本丸跡です。そんなに広くはないですが、周りの屋敷跡を見下ろすことができます。

本丸の北にある大堀切跡です。本丸と中の丸を区切り役割を果たしています。

中の丸跡です。案内板にあるような3段の構造と石垣の一部が残っています。

小丸跡です。うまるの妹。

小丸跡の北側の少し道を外れたところに大石垣が残っています。小谷城で現在残っている中で最大級の石垣です。

まだまだ見どころはありますが、そのまま30分ほど登っていくと大嶽城(おおずくじょう)跡に着きます。初代浅井亮政が最初にこの地に本丸を築いたそうです。

小谷山の山頂からの景色を楽しむことができます。写真の右端に写っているのは琵琶湖です。

帰りは清水谷ルートを降りました。山道にしてはかなり整備されており、あるきやすかったと思います。

ヤマレコでGPSデータを取りながら登山しました。駅を始点に10km、累積高低差550mで3時間半程度かかりました。(資料館見学時間を含む)

初めての本格的な山城攻めで不安な点も多くあったのですが、無事下山できてホッとしています。途中ですれ違った登山者は5人だけで、山の中は人気がほとんどない感じだったので、必ず然るべき装備を整えて小谷城攻めに臨みましょう。

いい小谷城攻めでした。