岡崎城(2)

7月21日、曇り。

人生から目を背けるために岡崎城に行きました。2度目の登城です。

基本データ

城名 岡崎城
100名城番号 45
所在地 愛知県岡崎市
築城年 享徳元年(1452年)
城郭構造 梯郭式平山城
天守 複合連結式望楼型3重3階(1617年築・非現存)
復興(1959年(昭和34年)再・RC造)

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岡崎城徳川家康が生まれた城として有名です。中世城郭と近世城郭の両方の特徴が残っています。

また、岡崎城の西へ8町(約800m)離れた場所には八丁味噌の発祥の地があります。

八丁味噌

名古屋岡崎名物の八丁味噌は、米麹や麦麹を用いない豆味噌を用いたいわゆる赤味噌です。愛知県民のソウルフード

現在も八丁味噌の蔵があり、味噌の生産が行われています。

蔵の前を歩くと、味噌のいい香りが漂ってきます。 場所は中岡崎・岡崎公園前駅のすぐそばです。

工場見学も行われているそうなので、時間がある方は立ち寄ってみるといいかもしれません。

二の丸・東曲輪周辺

大手門

切通

菅生曲輪から三の丸へ通じる切通しです。

東隅櫓

東曲輪(現在の駐車場付近)の端に立つ櫓です。案内板がないので普通に迷子になった。

東照公産湯の井戸

天分11年12月26日(西暦1542年1月31日)に竹千代(家康)が誕生した際にこの井戸の水が使われたと言われています。現在もパワースポットとして有名です。

本丸周辺

持仏堂曲輪

二の丸から本丸へ至るルートの間に持仏堂曲輪があります。写真左奥が二の丸、右奥が本丸へと続く道です。

とても細い道で、180度曲がっていることにより見通しもかなり悪いです。日本中で最も厳しい防御の作りと言われています。

清梅堀

本丸の北東の堀です。中世に作られた狭くて深い空堀で、北側に石垣が積まれています。中世と近世の城郭の特徴が現れる珍しい遺構です。

廊下橋

持仏堂曲輪と天守台をつなぐ橋です。江戸時代には屋根付きの橋がかかっていました。

天守と他の曲輪が直接つながる橋は日本唯一の構造です。

廊下橋の向こう側をよく見ると、天守台の鏡石(大きな石)が見られます。

天守

天守台は野面積みです。石垣の中腹が膨らんだ珍しい反りがあります。

天守

1959年完成の3重5階の復興天守です。前回の登城時に中に入ったことがあるので、今回はパスしました。

菅生川端石垣

岡崎城南側の乙川(菅生川)にある、総延長約400mの石垣です。直線的な石垣としては日本最長級です。

残念ながら岡崎花火大会の客席が設置されていて見ることができませんでした。

おまけ

歩道橋

岡崎城の西側にエキゾチックな形の歩道橋があったので思わず写真を撮ってしまいました。普通の十字路にかかる歩道橋ですが、斜めに横断しやすいわけでもなくちょっとよく分かりませんでした。

天気の子

Twitterで「天気の子はいいぞ」という呟きを見てふらっと天気の子を見てきました。「世界かヒロインか」という究極の選択を突きつけられた主人公が社会システムそのものに抗う話で、終盤まで展開が読めない面白い映画でした。

たまには理由もなく映画を見るのもいいものだ。

まとめ

以上、2度目の岡崎城登城でした。前回の滞在ではバタバタして色々見落としていたのですが、パンフレットを片手に回ると様々な発見があるお城でした。

いい岡崎城攻めでした。

*1:wikipedia より抜粋