第15回日本城郭検定

(2019-12-01) 自己採点結果を追記しました。

11月17日、快晴。 日本城郭検定の準1級を受験してきました。

本記事では、日本城郭検定とその勉強法について簡単に紹介します。

試験の概要

日本城郭検定公益財団法人日本城郭協会が主催する検定試験です。 日本城郭検定は日本100名城・続100名城を制定した団体で有名です。

春と秋の2回開催されます。 ただし、最難関の1級の試験は春試験でのみ行われます。 各級の平均合格率は以下のとおりです。

級位 平均合格率
4級(入門・シロっぷ級) 96.7%
3級(初級) 82.8%
2級(中級) 73.6%
準1級(武者返級) 35.8%
1級(上級) 4.9%

試験は全て4択のマークシート方式です。 4級は50問中30問以上、それ以外は100問中(おおむね)70問以上正解すれば合格です。

試験範囲は日本のお城に関する知識すべて(倭城含む)です。 2級までは参考書からの出題が多いですが、準1級以降は 試験範囲が曖昧でとても幅広いお城知識が問われます。

純粋に「試験」として見たときの(個人的)難易度は以下の通りです。

  • 4級: 30分程度
  • 3級: 1週間程度
  • 2級: 1か月程度
  • 準1級: 少なくとも半年
  • 1級: 数年単位

ただ、あくまで趣味の知識試しとして受験するのであれば勉強時間は参考にならないかもしれません。 普段の城巡りで遺構に深く興味を持って、それぞれの城の構造や遺構、歴史を記憶に刻むことが大切です。

1級は準1級合格者の猛者のみ受験できるのですが、合格率が4.9%ととても低いです。 それだけえげつない難易度の4択問題が出題されるようです。 正直、一生合格できる気がしない。

受験の感想

いやー、難しかったです。

私は準1級を受験してきました。 今回が初めての城郭検定の受験だったのですが、 過去問集 を眺めていて「2級なら過去問丸暗記すれば受かりそうだなー」と感じたためです。 実際、過去問を解いていったら2級は8割以上を安定して取れるようになりました。

準1級、1級は公式の過去問題集が売られていないため、 ネットの海に落ちている非公式の過去問や城巡りでもらってきたパンフレットを読み込んで勉強しました。 ネットの記事も参考にして、なるべく試験勉強っぽくせずに「趣味として楽しむ」ことを心がけて 受験に備えました。

試験当日。 全く聞いたことのない城、遺構に関する問題がバンバン出てきて半分ほど全く分かりませんでした。 特に戦国時代のゴタゴタに関する問題はサッパリでした。

また、今回から(?)試験の傾向が少し変わったような気がします。 ちゃんと城について調べ、現地に赴かないと正答できないような問題が多くなったと思います。 「太閤ヶ平」の読み方なんて気にした事もなかったです。「たいこうがだいら」じゃないんか。*1

ただ、ここ半年の城巡りの経験を活かすこともできました。 最近行った津城の問題に答えることができて、お城知識が少しずつ増えていることを実感できました。*2

まだ自己採点はしていませんが、恐らく55点ぐらいだと思います。 次回の試験に向けてまだまだ精進せねば。

まとめ

以上、第15回日本城郭検定 準1級の受験記でした。 今回は恐らくお察しな結果になりそうなので、半年後の2020年春試験に気持ちを切り替えていきます。

半年後につづく(?)

2019-12-01 追記

事故採点結果は51点でした。雑魚だな。

*1: 「たいこうがなる」らしいです。

*2:松坂城・津城攻めの記事はそのうち書きます