水戸城と偕楽園
3月某日曇り。
都合により東京で一泊したのですが、夕方まで時間があったので水戸に行ってきました。
移動手段はもちろん青春18きっぷです。
東京から在来線で2時間程度で行けます。
駅前には水戸黄門御一行がいます。
まずは偕楽園に向かいました。JR水戸駅から偕楽園へはバスで15分程度です。気合があれば歩いて行くこともできます。
偕楽園といえば、金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つです。偕楽園は都市公園としてはセントラルパークに次ぐ世界2位の面積を誇ります。約100種3000本の梅林が有名です。近々有料化されるということで最近話題になりました。
水戸偕楽園、有料化へ 県外の観光客、今秋にも - 産経ニュース
梅林はとても広く、様々な種類の梅を楽しむことができます。
梅まつりの期間中でしたが、少し遅めなので遅咲きの梅以外は散ってしまっていました。観光客の方もほとんどいなかったと思います。
時間が限られていたためすべてを回ることはできませんでしたが、園内はとっても広いです。様々な情景の庭園を楽しむことができます。
偕楽園の見学後は水戸城に徒歩で向かいました。徒歩40分程度かかるので特殊な事情がない限りバスの利用をお勧めします。
水戸城は典型的な平山城で、台地の上にあります。現在は大部分が学校に占められており、立ち入りが制限されている場所もあるので注意しましょう。
弘道館の正門です。藩内の抗争による弾痕が残っていて歴史が感じられます。
日本百名城スタンプは弘道館入り口の窓口で押すことができます。
入り口を入ってすぐのところにボランティアスタッフの方が待機されていました。平日にもかかわらず、かなりの人数がいらっしゃったと思います。1人での訪問でしたが、スタッフの方と一緒に1時間程度城跡を見て回りました。「ほへー」と言いながら解説を聞いていたので、写真を撮るのを忘れました。概略だけ文章に起こしてみます。
ぱっと見ではわかりづらい遺構が多かったので、一対一で解説をしていただけて理解が深まった気がします。
二の丸と三の丸の間の大堀切です。本丸と二の丸の間にも堀切があり、現在はJRが走っています。江戸時代に石垣を建設しようという計画が2度ほどあり、石材の準備までされたことがあるのですが、不幸にも2度とも計画は没になっています。もし実現していたら、大阪城や伊賀上野城に並ぶ立派な高石垣が見られたことでしょう。
という感じの水戸訪問でした。時間がない中での訪問でしたが、ボランティアスタッフの方々の知識量がとても豊富で、有意義な観光ができました。
いい水戸攻めでした。